アラン「芸術論20講」

正直に言うと、オススメはしづらい。平明でありながら、とてもわかりづらい文章。アリストテレスとかに耐えられた人はいけるのではないか。長谷川宏の解説はとてもわかりやすいので、そこだけ立ち読みでもいけそう。とはいえ、勉強になる点は多い。芸術の本…

アチェべ「崩壊する絆」

学部生時代に読んだ。すべての人にオススメできる優れた作品。普遍宗教としてのキリスト教が民族信仰をいかにして破壊していくのかが、描かれている。一番のポイントは、最初に着手するのがその民族のなかで虐げられている人々からだということ。加えて、民…

はじめに

タイトルの通り。ア行から順に全て読んでいく。

ゴブリンスレイヤー

1話は劣化版喰霊零みたいで、最悪。 敵の造形もゴブリンしかないため、みてて面白くない。 エログロの衝撃を評価する向きがあるらしいが、普通に考えて、新版ベルセルクで見たばっかでは?敵もゴブリンだし。 ただ、2話以降は一気にみてしまうぐらい面白い。…

未来のミライがめちゃめちゃ面白くなかった

・NHKでやっていた芸能人の祖先の美化されたエピソードをみせて、お涙ちょうだいするやつをアニメでやった感じ。ただし、アニメは三次元的身体を持たない記号的身体なので、一般化されやすいため、より不快。 ・お前は親から生まれてきた存在であり、つま…

ととの。総括

カミサマ=ヒロインのイデアというのは、面白い。ヒロイン側の存在理由をなるべく多くのイベントCGを回収すること(できるだけ多くの男性キャラと性交すること)というものにし、その規範とそこから逸脱した感情との葛藤をうまく描いている。アオイのバグと…

ととの。雑感 一周目

・向日アオイ→プレイヤーの性的欲望を満たすための存在だという自覚。ゲームヒロインがメタ的に自身の役割を把握するとともに、プレイヤーの記憶に残る=セーブデータを多く残す(個別ルートに入る)ことを望む。アオイは、√分岐、√解放条件をメタ認知し、プレ…

シュタインズゲート メモ

スキゾ的→岡部倫太郎パラノ的→鳳凰院凶真世界内存在であるが、同時に複数世界線を行き来するプレイヤー(メタ的)という分裂を引き受けると、非倫理存在へ(まゆりの死の把握)。鳳凰院凶真という妄想的人物がそもそも、まゆりを失わないために要請されたもの。…

グリザイアの果実/楽園 を観て。一姫

どこがどう良いのかと聞かれたら、「まぁ、なんかいいんだよ。」としか言いえない作品だった。 すべてが高水準で、満足しているが、主人公の狙撃時の弾丸描写など、映画でよく見る感じで、すべてがどこかで観たことのある演出であった。(ただし、OPの演出は…