アチェべ「崩壊する絆」

学部生時代に読んだ。

すべての人にオススメできる優れた作品。

普遍宗教としてのキリスト教が民族信仰をいかにして破壊していくのかが、描かれている。

一番のポイントは、最初に着手するのがその民族のなかで虐げられている人々からだということ。

加えて、民族信仰のあり方のウソ(迷信性)を理性でもって暴いていくさまはとても恐ろしくもある。